【完結】先生との恋



「そう言っても、心ちゃんが此処に来たんだろう?
検査が終わるまでは帰せないよ」

清水先生はベットのすぐ横に置いてある丸椅子に腰を下ろしながら話す。



「だーかーらー先生!ちょっと遊び過ぎただけなの。もう元気なんだから……」

それに、あたしは来たくて来た訳じゃない。



あたし一人だったら、絶対に此処に来てないから。


だから、こんな所から早く出たい。



「ダーメ。前に入院した時も、“もう発作は起こさない”なんて言って退院したのに。
また発作起こしてキツい思いしたでしょ?もう、手術……」



「嫌っ!」


「……………」





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