【完結】先生との恋
……ただあたしの顔を見て固まってるだけ。
何か言いなさいよ。
……引いたとか?
あたしが自惚れてるとか思ってる?
「ちょっと、何か言ってよ」
言ってしまったこっちが恥ずかしくなってあたしはベットを軽く叩いた。
「えっ?
あ、いやそんな事無いですけど……」
「じゃあ嫌いなんだ」
あたしはわざとトーンを低くポツリと呟いた。
「嫌いじゃないですよ!でも……何て言うか好きってそんな好きじゃなくて……」
慌てる高橋。
分かってるし。
「……僕の担当だから って言えばいいのに」
高橋が可笑しくてあたしは笑いながらアドバイスしてあげた。
楽しい。
「……やっと笑いましたね」
高橋は苦笑いしながら言う。