メイドが執事に恋をする
食堂についてもなんだかぼーっとしてしまう。
なんだか全部がありえない。
「ちょっと、雪菜!
大丈夫??おーーーい。」
目の前で手を動かされてはっとした。
「さっきからずっと話しかけてるのに。
なんかあったの?」
「なんだ。
香織かぁ。」
「何だって何よ。
あんためちゃくちゃ失礼なやつね。」
彼女は木村香織(キムラカオリ)
お屋敷でできた一番の友達かな。
口は悪いけどちゃんと言いにくいことも言ってくれるいい奴。
このお屋敷内については凄い情報通だったりする。
「いや、なんか色々有り過ぎて説明なんて出来ないよ。」
お昼を食べながら話す。
「何それ!?
面白い話なの?
気になる~!!」
目をキラキラさせながらあたしを見る。