メイドが執事に恋をする
朝食を食べ終わる頃
―リーンゴーン
始業の鐘がなった。
はっとして腕時計を見ると7時を指していた。
ヤバい!!
こんなにゆっくり食べてる場合じゃないよね?!
急いで残りを食べようとしたところで
ふっと桜井さんを見るとのんびりとコーヒーを飲んでいた。
んん?
何故のんびり??
桜井さんの態度に首を傾げる。
むぅん。
と考えるあたしを無視して優雅にコーヒーを飲む桜井さん。
…この人ほんとに執事?
実はお坊ちゃまだったりして。
んなわけないよね。
はははは。
そんな思考を巡らせるあたしに
「今日はお前も俺も休みだぞ。」
とさらっと言われた。