メイドが執事に恋をする




「へっ?
そうでしたっけ?」

うぅん。
と少し考えてみる。



まっ、いっか!
桜井さんが言ってるんだしきっとそうなんだな!



なんて…

呑気に特に何も考えず、桜井さんに合わせて食べるペースをゆっくりにした。




桜井さんと他愛もない会話をしながら美味しい朝食を食べて、コーヒーを飲んだところで何かが引っかかった。



…ん。
待てよ。




確か明日香織と映画の約束をしていたような……。


今日休みはラッキーだけど明日も休みでいいのかな?

いきなり連休ラッキー?

もし違って明日ダメになったら確実に恐ろしい目に合うよね。





「………。」


さっきまでベラベラ話していたあたしが急に黙り込んだから桜井さんも黙ってあたしを見る。





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