メイドが執事に恋をする



食事を終えてコーヒーを飲んでいると


リーンゴーン


と鐘が聞こえた。



はっと腕時計を見た高田は真っ青な顔をして慌ててまだ食べているものを突っ込み始めた。


そうか。
まだ休みにしたって言ってなかったな。



俺を見て首を傾げる高田に休みだと告げた。


それを聞くとパァッと明るく笑って食事のスピードを緩めた。


それからは少し他愛のない話をする。


しばらく話をしていたところでピタッと高田が止まった。


何かを考えているのか首を捻って一点を見つめたまま動かない。


それからみるみる顔色が真っ青に変化していく。


あまりの顔色の悪さに


「どうした?」

と聞いてみる。





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