メイドが執事に恋をする

結局そのまま静江さんの掃除とは何かという話に付き合わされる。



…今何分だろう。

いきなり遅刻だよ。
本当今日はついてないなぁ。


怒られるかなぁ。

やっぱ怒られるよね。










「あら、桜井君」

と静江さんの声で顔をあげる。




後ろからぽんと肩を叩かれた。





ひぃぃぃぃ。
怖くて振り向けません!



「遅かったので迎えに来てしまいました。
ねぇ、高田さん。」

後ろから聞こえる声はさっきみた目が笑ってない笑顔なんだろうなって想像がつく。
体が凍ったように動かない。


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