メイドが執事に恋をする
「ありがとうございました。すごく勉強になりました!」
ひと通り細かく説明されたあたしはその凄さに感動してお礼を言った。
桜井さんは少し驚いた顔をしていたけれどその後ニヤリと笑った。
「まぁ、暇そうに寝てる奴には徹底的に教えてやらないとな。」
意地悪な目をしてあたしの方を見る。
「べっ、別に暇そうな訳じゃないです!!
今日はたまたまなんです!!
っていうかあんなのは初めてなんです!」
いつも頑張ってるもん。悔しい。
腹が立ったからふくれて答えた。