メイドが執事に恋をする


そんなあたしをみて桜井さんはクスクス笑う。


しばらく笑った後

「じゃあ俺はお嬢様の迎えにいくからその間に今言ったところ直しておけ。
終わったら今日はもう戻っていいぞ。」


「あれ?
出来たか確認とかしなくていいんですか?」

静江さんはいつもチェックするけど。


「小学校じゃないんだからそれくらい確認されなくても出来るだろう?」




まぁ確かに。
言われた通りだ。


納得して顔を上げると目の前に桜井さんの顔がある。

ビックリして一歩さがると耳元で



「それとも
そんなに俺に逢いたいの?」



「ーっっ
ち、ちちち違います!」

茹でだこになっている自分を感じながらも全力で否定した。


だから!
耳元で話さないでよ!!


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