メイドが執事に恋をする
お嬢様を朝は学校に送り届ける。
それも俺の大事な仕事。
「いってらっしゃいませ。」
学校の前でお嬢様を見送る。
お嬢様はにっこりと笑って
「うん。
いってきます!」
と答える。
これは毎日の風景だ。
お嬢様が見えなくなると車に乗り込み屋敷に戻る。
屋敷に戻って書類を朝のうちに片付ける。
これも毎日の習慣になっている。
ある程度片付いたところで時計をみる。
昼の少し前。
今日は天気も良かったし一息つくか。
そう思ってたまにしか吸わない煙草を持って部屋を出た。