メイドが執事に恋をする



「さて、今日はこの部屋の掃除な。
時間は昼の鐘がなるまでに終わらせること。


またチェックには来るからしっかりやれよ。」


「はい、わかりました!」

あたしの返事を聞くと、さっさと部屋を出て行った。











桜井さんって。
やっぱり忙しいのかな?


昨日も仕事の内容伝えたらすぐに出て行ったし。

執事でも偉い人なんだったよねぇ…確か。


一緒働くのって全然ないけどいつも忙しそうだったもんな…。






すぐ側にある高そうな花瓶を乾拭きしながらそんなことを思う。



しばらくするとお屋敷から出て行く桜井さんとお嬢様の姿が見えた。

車に乗り込むと直ぐに2人は見えなくなってしまった。






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