メイドが執事に恋をする
「ヒィッ!!」
っと慌てて振り向くと物凄く見下された目で見られている。
「お前なぁ。
いい歳して何がセーフだ。
俺より後は遅刻だ。」
不適な笑みを浮かべてあたしを見る。
「ち、遅刻って桜井さんより先だったじゃないですか!
遅刻じゃないです!
間に合ってます!!」
どうせ無駄だけど力説してみる。
そんなあたしをじっとしばらくみて、桜井さんは一つため息をついた。
何言われるかと思ったものの、
「…まぁいい。
俺は忙しいんだ。
さっきのところ説明してやるから来い。」
とすんなり仕事の話に移った。
別に普通。
だけど…
あれれ?
やけにあっさり。
こんなもんだっけ?
何て言うか。
変な感じ?