メイドが執事に恋をする



「す、すいません。
言われた場所は終わってしまって…

次の場所をお伺いしようとしたら屋敷から出て行かれるのが見えたので








って桜井さん!!!」









見たこともない苛立ちに動揺して説明しようと桜井さんを見ると

目の前で壁に手をついて今にも倒れそうになっていた。




慌てて駆け寄る。


「大丈夫ですか!?」

その時初めて手に触れる。
有り得ないくらいに熱い。



「熱あるんですね?
すぐ内線で誰か呼びますからちょっと待ってください!」




電話を探しに離れようとすると


「キャ…ッ」



突然、腕を引っ張られてそのまま抱き寄せられた。






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