メイドが執事に恋をする
動揺して答えないでいると
「そんなに仕事が退屈なの?」
桜井さんはニヤニヤしながらこっちに近づいてくる。
いや!
こっちに来ないでぇ!!
「じゃあ
俺が面倒みてやるよ。」
体ががちがちになっているあたしに
耳元で囁くように言った。
距離が近い。
こんな近くで男の人に囁かれるとかありえない。
しかもこんな整った顔の人知らないよ。
顔がどんどん熱くなっていく。
「おおおおおおおお
お断りしますーーーーー!!!」
かみかみで必死で返事しながら
とにかく桜井さんとの距離を取ろうとした。