メイドが執事に恋をする
ひとりになって
静かな空間にため息をひとつ吐いた。
程良い空調。
汗を拭くタオル。
側に置かれた薬。
スポーツドリンク。
ピンクのタオル。
だるい体を起こして置かれたタオルで汗を拭く。
きっと医務室の連絡と世話は高田がしてくれたんだろう。
お嬢様はこんなピンクのタオルは使わないからな。
あいつらしいといえばそうだな。
食事は…。
あの高田の手を付けてない食事をみたときの態度と感じからすると。
運んでる途中でお嬢様に出くわした
ってところか…?
はぁぁ。
お嬢様にも困ったものだ。
重い体をなんとか動かしながら、新しく着替えてベットに戻る。
熱い体を布団に深く沈めてもう1度溜め息をついた。