メイドが執事に恋をする

わからない心☆雪菜





水を汲んで桜井さんの部屋に戻る。

念のためノックしてみた。


―コンコン


…………。

また寝たフリ?





ははは。

さすがにそれはないか。


「失礼しまぁす。」


静かにそっと扉を開けた。


中を覗くと桜井さんは静かに眠っているようだった。



洗面器を置くため側まで歩み寄ると
時折苦しそうに呻く声が聞こえてきた。








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