愛してるダーリン
~Keita side~
俺は、トイレに行く為、教室を出たんや。
さっきの子って、モデルやってる華恋ちゃんやったけか?
健人になんのようなんやろ~なんて…。
この後の事も考える事もなくおれは、トイレに向かった。

華恋『…神崎く~ん☆今~、いい~?!』

健『えっ?おん…なに?』

華恋『うちな~ずっと、前から、神崎くんの事、好きやったんよ~…。
せやから~うちと~…付き合うてっ!』

健『えっ!…ごめん。
俺、好きなやつ、居るんや!
ホンマ、ごめん』

華恋『なんでやの~!!
うちがお願いしてんねやで!!
その、神崎くんの好きな子より、うちの方が、数百倍も数千倍も可愛くて、スタイルもええのん決まってんのに!』

健『…別に見た目だけで、好きやない!』

華恋『なんやの!!せやったら、うちが、見た目だけみたいやん!!』

健『見た目だけや、ないん?』

華恋『ホンマ、なんなん!!
…あっ、そ~や!
ね~…したら、体だけでもどう?』
そう言うと、華恋は、健人の方へと近づいてきた。

健『はっ!?』

ガラッ

真『えっ!…』

バタバタバタ...

絵『えっ!ちょっ、真莉~?!』

絵里は教室の中を見た。
するとそこには、健人に華恋が抱きついてキスしている姿があった。
健人は、華恋を突き放した。

健『真莉!!
コラっ、おまえ、何してくれとんじゃ!!』
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