愛してるダーリン
省『そや!ほれ、翔太!!』

翔『…なんやねん』

省『おまえのプレゼント、まだ、あげてへんやんか!!
なっ!拓斗!!』

拓『…あっ!そ、そうやったやんか!!
俺、ギター取って来るわっ』

健『…プレゼント?』

省『そうや。翔太が真莉に、プレゼントあんねんで!』

真『…プレゼント?』

翔『おん、そうや!』

拓『翔太くん!OKやで!』

翔『おん…真莉、誕生日おめでとう!
いつも、おまえの詩を聴いてると元気が出んねん。
兄貴としてやなく、妹としてやなく、一人のアーティストとして真莉を尊敬してんねん!!』

真『…翔ちゃん』

翔『せやから、今回は、俺からのプレゼントとして、詩、作ってん!
これは、真莉にプレゼントするもんやから、真莉が歌おうが、マリオネットで歌おうが、好きにしてくれ!!
ほかるのだけは止めてくれ…』

絵『うちらか、真莉が、歌うん決まりなんや』

真『フフ…そうみたいやね』

翔『では、聞いて下さい…』

拓『1.2.3.4…』

♪♪♪♪♪...

~Mari side~

曲は、翔ちゃんらしい感じででも、兄弟、仲間、家族…
全ての人への愛がいっぱい詰まった詩やった。
うちは、知らないうちに、涙が溢れて止まらへんかった。
隣で、たけちゃんが頭を撫でてくれて余計に涙が止まらへんかった。
翔ちゃんの詩と昔の記憶が混ざり合うように、うちの心の中は、いっぱいいいっぱいやった。
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