愛してるダーリン
~Taketo side~
俺は、楽屋に入り、挨拶をすると、すぐに慶太に声をかけた。

健『慶太、ちょっと、ええか~?』

慶『…?おん、ええで!どないしたん?』

健『ちょい、出ようや!』

慶『…おん?』

俺らは、楽屋を出て、近くの空いている別の部屋に入った。

慶『どないしたん?こんなところに?』

健『楽屋じゃ、ちょっとな』

慶『誰かに聞かれちゃ、マズイ話なん?』

健『マズイって言うたら、マズイわな~。
特におっちゃんらには、今はまだ…』

慶『おっちゃんらって…。ほんで、話は?』

健『おん。拓斗と絵里の事や…』

慶『あ~あ、なんか、あったん?』

健『取り合えず、簡潔 に言うで。あいつら、両思いやねん!』

慶『えぇぇぇ~!!』

健『しかもや、高校からやねん』

慶『ハァァァ~!!』

健『慶太、驚きすぎや!
って、言うても、聞いた時は、俺も驚いたわ』

慶『健人…簡潔 過ぎて頭がついてこんのやけど…』

俺は、今度は、少し分かりやすく、今までの真莉からの話も含めて、話した。

健『……って、ことやねん!』

慶『そうゆうことか~。やったっと、頭がついてきたわ』

健『せやから、この先が、重要やねな~』

慶『飯、誘う時は、健人と真莉で、付き添いや~!』

健『なんでやねん?』

慶『せやって…。
高校から、両思いなんに、今まで、全然、お互い、気つかん奴らやで?!
俺とかが行って、ややこしくなるよりやな~、めっちゃ、ベタに分かりやすい方が、ええんやないん?!』

健『それもそうやな~。ベタなんやないとアカンな~』

慶『そやで!まず、お互いをお互いで、意識させな~』

健『そやな!真莉に聞いて、早速、行動に出るか』
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