愛してるダーリン
~Shota side~
翔『…ん~ん…ん?ここ…ん?』
ヤバ~イ!!
俺、なんか、記憶が…。
昨日は、仕事終わって、メンバーと…真莉と絵里と、飯行って…
なんや、龍と盛り上がって…。
かなりのハイペースで、酒飲んで、ん?…あ~
俺が、拓斗に泊まれって言って…
でも、誰が拓斗の布団引いたんだ?!
しかも、俺、どうやって、この家に帰って来たのかも、どうやって、ベッドで、寝たのかも覚えてない。
全部、拓斗がやってくれたんか?!
謎が多いな~、まぁ~いいか。
それにしても、頭イタっ薬飲もっ…あれ?
…薬どこやったっけな~?
とりあえず…

拓『…ん?…翔太くん?起きたの?…おはよ~』

翔『おう…頭痛くてなっ…二日酔いや』

拓『あんだけ飲んだんやもん、当たり前じゃん!
ならん方が、スゴイわ』

翔『…俺、やっぱ、そんな飲んだんだ~なんか、記憶も…』

拓『えっ!本当になんにも覚えてないの?!
久しぶりじゃない、記憶なくすまで飲んだの?!』

翔『…おう、全部ないわけじゃないんだけどな、後半は…』

拓『だったら、健人と真莉には、あやまった方がいいよ!』

翔『ん?!俺、健人になんかしたんか?!』

拓『おう、店からタクシーで、帰ってきたじゃん…
その時、全然起きない翔太くんをおぶって…ここまで、連れて来て、ベッドに寝かせてくれたのは、健人だからさ!』

翔『…そうだったんだ…?!
なんで、お前がしてくれんかったんや!!』

拓『え~だって、タクシーの中で、爆睡だったじゃん!
それに困り果てた真莉を見て、すぐに健人が
「俺がおぶるって!」
言ってくれたんじゃん!
それに俺は、タクシーの中で、翔太くん支えてたんだから、無理じゃん』

翔『…あっ!頭イタ~薬飲まないとな… 』

拓『… 』
< 39 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop