好きって言って?
「ちょ、啓太!
早い!待ってよ。」

グイッ

気付いたら、今度は啓太の腕の中。


「啓太?」


「はぁ...お前はどうしていつも、後先考えずに行動する訳?」


???


「だから、あいつが美由紀の事好きなの知ってただろ?」

「えぇ?そぅなの?」


「は?さっきのからして、分かんねえの?
てか、今まで一緒に居て?
どんだけ鈍いんだよ。まぁ、俺が好きだったのも気づかないやつだからな。」


ドキッ


意地悪な笑みに不覚にもときめいてしまった。


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