男ごころのうた シーズン1
きみの妖精
まだ時が来ていないからか
居場所が見つからないのか
その人はとても無口で
いつも同じ顔をしていた
その人が
ある日
ティンカー・ベルをのせてあらわれた
髪をあげて
「耳」が見えていた
すると
いつも変わらない表情をしていた彼女の
心の動きが
わかるようになった
そのいたずらっぽい妖精さんを見ていると
僕は
とてもハッピーな気分になれた
この気持ちのお礼に
いつか
その妖精さんに
声をかけてみたいと思う