ダチュラな私。

その後はもう、大変だった。


私は顔が熱いまま龍斗と龍希を叱り飛ばして、一成に何度も頭を下げて。

ついでに二人にも頭を下げさせた。


それなのに、やっと落ち着いたと思ったら双子に熱くなっていた顔をからかわれて、私はまた叫ぶはめになり。

結局、あの一成に落ち着けと諭すように言われて、我が家の姉弟喧嘩なのかなんなのかわからない争いは終結した。


おかげでなんとか全員でリビングに入った頃には、私の体力は限界だった。

そのせいで考えることが面倒臭くなり、晩御飯は予定通りあまり物の野菜で野菜炒め。

しかしそれだけではさすがに貧し過ぎると思ったので体にムチを打って、簡単な中華風スープと冷凍食品のから揚げ、そして冷蔵庫にあった豆腐を冷や奴にして食卓に並べた。


……組み合わせが変だということには、目をつぶっていただきたい。

そんなことは料理を作った私が一番、わかっているのだから。
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