ダチュラな私。
そんな日々が二ヶ月近く経った頃には、私はもう限界を迎えていた。
毎日毎日神経を張り詰めて、外にいる間はいつも誰かの視線を感じて。
家にいても誰かに見張られているような気がして、心も体も休まる暇なんて一切ない。
眠っていても夢でうなされて一時間も寝ていられなかった。
そのせいで青白い顔のまま学校に行くたびに、保健の先生に呼び出されて。
三回目に呼び出されたときにはとうとう母にも連絡がいったらしく、保健の先生と母に色々と聞かれた。
なにかあったのかって。
それでも。
私は誰にも言わなかった。
もし、あの封筒のことを言ってしまえば母も保健の先生も……私のことを“汚い”人間だと思うような気がしていたから。
便箋に書いてあった内容のように。