【実話】アタシの値段~a period~


「いらっしゃい!」


隆志が勢いよく、玄関の扉を開けて


『居酒屋みたいだね』

と笑った。



続けて、彼が


「近くに居たのか?」


と聞いてきた。





………あ。



何も考えずに家を出てきたけど、


さっき電話を切ってから

15分ほどしか経ってない‥。



近くに引っ越してきたんだよ♪


なんてバカみたいに笑って言えるわけないし‥。




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