【実話】アタシの値段~a period~


「お前最近、何か良いことでもあった?」



会社の喫煙所で


煙草を吹す俺は


このニヤけ面の同僚の観察力に感心しながら


「いや、別に。」


と素っ気なく答えた。



「いーや、絶対なんかあったね。」



上手く交わすための言葉を


頭で考えていると


ちょうど、ポケットの中で携帯が震えた。




あ、ユキからのメール。



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