【実話】アタシの値段~a period~


ふふっと微笑んだユキは



『そんなに帰って欲しくないの?』


と、男心を知り尽くしたような上目で。


まるで悪女の如くすり寄った。





俺はなんだか


また
上手く誤魔化されそうな気がしながらも


まんまとその作戦に乗せられた
事に気付いた時には



もう手遅れだった。




場所はベッドの上。



俺の腕の中にはユキがいた。



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