【実話】アタシの値段~a period~


嫉妬の影が、また静かに俺の中で


うごめいていた。





けれどそんな権利など
俺にはない。



ユキの傍に居てくれていることに


感謝こそしても
嫌悪を抱く資格はない。



寂しがり屋なユキを


それを知っていて


独りにしたのは





他でもない、俺なんだ。




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