【実話】アタシの値段~a period~





握った写真に、再び視線を落とす。




もう、迷いはない。





言葉にすれば


それは、とても安っぽく


ありきたりに聞こえるだろう。






けれど、それは



嘘つきな俺の



たった一つの真実なんだ。












「マヤ‥愛してた。」









そして、今は‥







「ユキを愛してる‥。」









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