【実話】アタシの値段~a period~







部屋の窓を開けると


夏の不快な熱気ごし揺れる


糸口を‥






「‥‥見つけた。」






″この部屋からも浩介の会社が見えるんだね。″



ほら、と手をのばしたユキの指の先。



繁華街から少し離れたオフィスビル。




いつかのユキの言葉を思い出した。






あそこに行けば



ユキの居場所にたどり着ける。







< 477 / 480 >

この作品をシェア

pagetop