【実話】アタシの値段~a period~






俺はそのまま


となり町へと車を走らせた。





ユキを見つけ出したところで


拒絶されることは明白だった。



苦しめるだけだということも。




だけど、俺は


どこかで思っていたのかも知れない。





二人で乗り越えよう、と。



君となら
乗り越えられるだろう、と。







きっとそう、



ユキが 俺から離れて行くはずがない‥と。







そんな都合のいいことを



どこか、片隅で。













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