【実話】アタシの値段~a period~




『なんで隆志が消すのよ!』


部屋の照明をつける俺。

ユキが初めて笑った瞬間だった、

冷めてない、温度のある笑顔で。


……よかった。


笑ってくれた。





本当だ、アイツの言った通り…


「ユキは、笑った方が可愛いな。」


つい口走った俺に
ユキは更に笑った。





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