天使
伊東真奈美さんが座った場所はちょっと離れていた。

伊東真奈美さんはコーヒーを頼んだ。

僕はもちろん話しかけることなんかできず

ただ愕然としていた。

「なんでこんなところに・・・夢じゃないか?」

頬をつねってみた。

・・・痛い。

夢じゃない。

今僕の目には

伊東真奈美さんがいる。

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