天使
マスターが伊東真奈美さんにコーヒーをもってきた。

「はい、コーヒーでございます」


「ありがとうございます」

マスターがうらやましかった。

僕も話したかった。

伊東真奈美さんがコーヒーを飲んでいる。

僕は自分のコーヒーを飲むフリをしながら

ずっと伊東真奈美さんを見ていた。

幸せだった。

TVでしか見る事が出来なかった

伊東真奈美さんを見れるのは

本当に幸せだった。
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