天使
伊東真奈美さんがコーヒーを飲んで

とても嬉しそうな顔をしていた。

そして

何かをつぶやいていた。

遠くにいたので

口の動きしか見えなかった。

でも

僕はその暗号を

簡単に解読する事が出来た。

「おいしい・・・本当に美味しい」

そう言っていたに違いない。

伊東真奈美さんは

そのあと

喫茶店を出て行った。

そして

マスターに

「美味しかったです、また来ますね」

と言った

「いつでもまっていますよ」

そう言って

伊東真奈美さんは喫茶店を出て行った。

夢のような時間だった

伊東真奈美さんは僕のこと気づいていたかなぁ・・・。

それより

「また来ますね」


その言葉がよかった。

またくるのかなぁ・・・。
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