天使
「コーヒーでございます」

「ありがとうございます」

伊東真奈美さんにコーヒーが届いた

彼女がコーヒーを飲んでる姿を

僕は鮮明に頭の中に焼き付けた


一生忘れない。

これから、僕が死ぬまで

一生忘れない・・。


伊東真奈美さんがコーヒーを口にした後

彼女は

「おいしい・・・」

そう呟いた。

そして

伊東真奈美さんの目には

雫が潤んでいた。
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