天使
僕は飲みかけのコーヒーを飲み干した。

嬉しくて涙が止まらなかった。


「マスター、ありがとう」

マスターは僕のほうを見て笑ってくれていた。


僕の心は今

コーヒーの中にミルクが入るような感じだった。

今まで真っ黒だった僕の心を

伊藤真奈美さん・・・大西亜由美さんが

僕の黒い心にミルクを入れてくれた。

僕の心に

天使の羽が生えた。

どこまでも飛べる気がした。


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