天使
ケンちゃんにはすぐになんでも話すことができた。

ありのままの自分を出す事ができた。

ただ・・・私は

伊藤真奈美とではなく大西亜由美として

ケンちゃんとは話していた。

私は伊藤真奈美が嫌いだった。

ケンちゃんには

伊藤真奈美を知らないでほしかった。

伊藤真奈美をしらない純粋なケンちゃん。

私はいつのまにか

ケンちゃんが心の支えになっていた。

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