天使
僕の1日の楽しみの一つ。

それは

帰りに喫茶店にいってコーヒーを飲む事。

その喫茶店は

本当に綺麗でもなく

美しいわけでもない。

簡単にいうと

そんなに誰も来る事はない。

そんな所だった。

その喫茶店にくるのは

僕ぐらいなものだったので

その喫茶店のマスターは僕のことを覚えていた。

というといも僕以外の客を僕は今まで見たことがない・・・。

「今日もコーヒーでいいですね。」

「はい」

この会話が好きだった。

コーヒーを飲むこの瞬間が好きだった。

そして

この喫茶店からでることが嫌いだった。

またつまらない現実世界に引き戻されるのが

つらかった・・・。

この喫茶店が

のちにとても凄い場所となる事を

僕はまだ知らなかった。
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