不良彼氏☆泣き虫彼女


ーキキーッー
「えっ??」
目の前にはトラックがあった。

あたしは
思わず目をつぶった。
ーあたし死んぢゃうのー

そう思った時だった…

ードーンー
あたしは
目を開けると
「生きてる!」

そうホッとした時だった。


「誰か来てー」
「救急車を呼べ」

後ろを振りむいた時あたしは
頭の中が真っ白になった。
「嘘でしょ?」

そこには
元気だった彼の姿が
もうなかった。
「何で、何で。嘘だょね? 答えてよ」


あたしは
その場に倒れこんだ。
どうして
貴方が…
どうして
あたしなんかを
かばったの?

あたしは
自分がすごく
にくかった。
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