不良彼氏☆泣き虫彼女


あたしは
救急車に乗り
病院へと行った。


手術室の名前がひかり、あたしはただ「生きて」としか祈る事が出来なかった。

ー何時間が過ぎたのだろうー


「ご家族もしくは知り合いの方ですか?」
「はい…」

あたしは
指名された部屋へと入った。



「全力は尽くしました。残念ながら…もう生きる事はないでしょう」


あたしは
彼の元へと
全力で走った。

「ねぇ。目開けてよ。あたしたちこれからデートするんだよ?ねぇ。お願いだから…」


あたしは
一晩中泣いたんだ。


< 5 / 34 >

この作品をシェア

pagetop