風のようなキミ
「だったらほら。告っちゃいなさいよ。意識はしてくれるでしょ。」
ね?と促され、
「確かに…そうだね。ーーー告白しようかな。」
ガタンッと揺れる机なんか気にせずにその場に立ち上がった私。
「わっ危ないじゃない。けどそのいきよ。」
さて。と言ってメイクを施す杏。
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「かわいいじゃない。さすが私。ふふっ」
杏の顔がにやけてる。
そんなに?と半信半疑ながらも手渡された鏡を見つめた。
「えっえ…?」