君が君を好きになって。2




月曜日、白羽が本を読んでいた時、ガラ、と扉が開く。



「あ、綿貫!遅い!」

「あはは、綿貫だー」




わらわらと碧を人が囲む。




あの後、白羽が帰る時には碧は部屋に戻っていて、結局会わなかったのだ。










ガタン。






碧の机に、鞄が置かれる。

振り向く。






「お早う」

目が合った。







「、おはよ」





笑いは、しなかったけれど。











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