夜の女に恋をした
足に鉛がついているようだ。


会ったら会ったでやっぱり気まずくてゆっくりと歩いた。


「真斗っ、こっちこっち。」


俺は気付いてるのにあまりにゆっくり歩くからか悠嘉が手招きする姿が見えた。


「おう、お疲れ。」


そう言って悠嘉に近づく。

今日はジーパンにロンTとラフな服装だった。


「わたしね、家出したの。」


え??


「さっき慎吾くんから聞いたけど真斗一人暮らしなんでしょ??」


・・・・。


「だからさ、真斗の家に置いて♪」



えぇーーーー!?
< 27 / 113 >

この作品をシェア

pagetop