夜の女に恋をした
悠嘉には何かがあるんだろうか？？

俺はあれからよく考えていた。



悠嘉は次の日からセクキャバに行った。

次の日は入店体験だったけどその日、採用と言われたらしく次の日から働きに出ていた。

水曜日慎吾とかと遊ぼうと言っていたのはもちろんキャンセル。


店の名前は確かクイーンだった。

クイーンはハッスルタイムを重視する店。


胸をよく舐められたり吸われたりする店だ。

考えるだけでも嫌すぎる。


俺は絶対にクイーンには行かないと決めていた。

もしその現場を見てしまったらと思うとやりきれないから。


悠嘉が帰るのはだいたい３時前。

俺は寝てるから会うことは殆どない。

話す事も。



一緒には少ししかいなかったのに、いなくなるとかなり淋しかった。



悠嘉が働き始めて数日後、あれから初めてえみちゃんに連絡をした。

返って来ないメールを送り続けていた彼女にちゃんと謝るために。


２コールくらいで彼女の声は聞こえた。


「もしもし！？まことくん！？」


「うん。えみちゃん、ほんとにゴメン。俺連絡出来なくて・・・」


暗い声で言うと心配そうな声でえみちゃんは続けた。


「何かあったの！？わたし心配してて・・・無事でよかった。」


「ごめんな。今から会える？」


そう言うとえみちゃんは”もちろん。”と言うので俺はえみちゃんの家へ向かった。

悠嘉はまた夜中にならないと帰らないからそれまでには帰ろうと思っていた。



俺の欲求はたまりにたまっていた。

最低だけど・・・発散したかった。
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表紙・目次

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