夜の女に恋をした
それから数日たった。
もちろん悠嘉はあれ以来、きてる気配はない。
連絡もない。
そしてもう考えないと決めた。
楽しい日々を送るんだ。
今日は土曜日。
香織ちゃんとドライブ。
行き先は香織ちゃんが行きたいと言った海。
秋だし、もうシーズンは終わったのにたまに見たくなると言っていた。
だから俺の知っている穴場の海水浴場に行くことにした。
「やっぱり人、少ないねー。」
そう言いながら晴れた空の下、砂浜を香織ちゃんが走った。
俺は後ろからそれを見ながら歩いていた。
「そだね。もう泳げないしな。」
するとクルッと振り返った香織ちゃんは俺を見ながら叫んだ。
「誰もいないから貸切だね。こんな大きなとこ貸し切れるなんて最高♪」
「来年は貸切じゃないけどここに泳ぎにきたいな。」
「来年??」
そう問う香織ちゃんの横へ行き俺は香織ちゃんの右手と俺の左手を繋いだ。
「うん、来年。今年泳ぐの??」
笑いながら言うと香織ちゃんは俺の手をギュッと握り返した。
「ヤダ。来年・・真斗くんと一緒に泳ぐ。」
小さな声でそう呟いた。
それが可愛くて立ち止まったまま右手で香織ちゃんの頭をポンポンと叩いた。
「だな。」
そう言って。
もちろん悠嘉はあれ以来、きてる気配はない。
連絡もない。
そしてもう考えないと決めた。
楽しい日々を送るんだ。
今日は土曜日。
香織ちゃんとドライブ。
行き先は香織ちゃんが行きたいと言った海。
秋だし、もうシーズンは終わったのにたまに見たくなると言っていた。
だから俺の知っている穴場の海水浴場に行くことにした。
「やっぱり人、少ないねー。」
そう言いながら晴れた空の下、砂浜を香織ちゃんが走った。
俺は後ろからそれを見ながら歩いていた。
「そだね。もう泳げないしな。」
するとクルッと振り返った香織ちゃんは俺を見ながら叫んだ。
「誰もいないから貸切だね。こんな大きなとこ貸し切れるなんて最高♪」
「来年は貸切じゃないけどここに泳ぎにきたいな。」
「来年??」
そう問う香織ちゃんの横へ行き俺は香織ちゃんの右手と俺の左手を繋いだ。
「うん、来年。今年泳ぐの??」
笑いながら言うと香織ちゃんは俺の手をギュッと握り返した。
「ヤダ。来年・・真斗くんと一緒に泳ぐ。」
小さな声でそう呟いた。
それが可愛くて立ち止まったまま右手で香織ちゃんの頭をポンポンと叩いた。
「だな。」
そう言って。