夜の女に恋をした
第六章　２月１１日
香織ちゃんと付き合い始めて数ヶ月経った。

付き合いは順調。


クリスマスだって一緒に過ごし、俺の部屋に香織ちゃんが持ってきたツリーを一緒に飾りつけて、点灯させた。

おいしい料理を作ってもらい、食べた。


カウントダウンだってして、一緒に新年を迎えた。


最初の気持ちより今の気持ちのほうがずっと大きい。

香織ちゃんへの想い。



そして身体の関係だってもうとっくに発展した。


ちょっと小さめな胸だったりするけど、エッチに慣れてない香織ちゃんが可愛かったりする。

恥ずかしがるところとか。



バレンタインの季節となり、そんな時期も俺は香織ちゃんと一緒にスノボに行ったりしていた。


コンビニやスーパーにはバレンタインのグッズがたくさんだ。

いつも会社でもらったり、お客にもらったりする義理チョコのお返しがめんどくさいと思っていただけだったけど今年は本命があるから少し気が楽。



そう、そんな時期だった。


俺の運命・・いや人生を変えることになった足音はすぐそこまで聞こえていた。
< 83 / 113 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop