昨日の空

マスターは影のある横顔を見せながら、ゆっくり微笑んでいた。
「若いな真美ちゃんは・・ダイビングか、僕はもうおじさんだからな。」
ふふ、マスターだってまだまだこれからだよ。ずいぶん渋いし、若い子に人気あるよ。
（照れ笑いをマスターがした）若い子に人気か、ｗｗｗ
久しぶりにあったマスターとは会話が弾んだ、楽しかった時間はすぐ過ぎてしまい閉店の1時間前には帰った。家に帰るとウエットスーツとか水着とか洗わなければならなかったけど疲れきっていたのでそのまま椅子にかけてベッドで眠ってしまった。翌日、大学に行ったもののそとは曇り空で今にも泣き出しそうなくらい空だった。
映子に声をかけられた「おはよう」「おはよう！！」「昨日真美すごく酔ってたよ」
「そっか、疲れてたからね変なことはなさなかった？」「とくにはいってないけどマスター見る目が色っぽかったよ」そんな話をしていた。
それから真美は一時間目の授業に出るために、用意をしていた数学だった。この先生は真美がとても苦手とする先生ですごく厳しく緊張を要した。
案の定当てられて・・・・・・・・・・なんとか答えることはできたものの。
2時間目が終わって学食へ、映子に誘われて。学食で裕子にあった、「こんにちは、同じ一時間目の授業とってたんですね」「そうみたいだね」裕子は柔らかな笑顔でそう答えた、この子いつみてもすごく穏やかでやわらかい雰囲気がする子だな。
「一緒に食事とってもいいですか？」「うんどうぞいいよ」真美はお弁当を作りわすれたのでブラックブレッドサンドウイッチを買って、それとオレンジジュースを買った。
裕子の彼の話になった「裕子さんは彼氏はいないの？」「うーん、彼氏います」「ただ年が上で３７歳なんです」（げっ親父）と一瞬思ったけどマスターを思い出していた。「どのくらいつきあってるの？」「大学に入学した当初からですから」「もう２年になりますね」「2年かあ、結婚の話とか出るの？」「まだまだでませんよ」やっぱりたおやかな笑顔を向けながら裕子は話した。「真美さんは？」「私は去年１歳年下の彼と別れた」「そっか別れたんだ」「ごめんなさい変なこと聞いてしまって」