昨日の空

自分でもトップモデルになれるとはまだ思っても見なかったからそのときは。
いろいろ映子と奥さんのことモデル事務所の規約のことはなしていた、そしてモデル事務所にちゃんと契約を済ませたことも告げた。「いよいよモデルだね」「すごいじゃん。」「モデル現役女子大生だもの」「東京には一杯そんな人いるよ」「それもそうだね」「ただ時給が２５００円て安くない？」「もっとモデルってもらえるものだと思ってた」「もらえないものなんだねお金」「うん、もっと稼げるものだと思ってたんだけど違ったみたいそれほどもらえない」「後肉体労働だってモデルはそう言っていた」「肉体労働かあ・・」（大変な仕事選んだのかもしれない）そう真美は話しながら思ってしまって少しまた不安になった。でも選んだ職業だからしっかりやらなきゃね、一応これで映子より一足先に社会人になるわけだなと思ったらなんだか優越感に浸れた。
映子はまだお嬢様育ちで親掛かり、バイトもしていない。まあ医者のお嬢様だから仕方ないといえばしかたないんだけど。真美は別にお父さんが医者なわけじゃないし、といっても真美のお家は代々伝わる名家で近所では有名だった。一応真美もお嬢様だったのである。この大学も一応私立としては有名なお嬢様学校だったのである・・・・・・
だから来る生徒はいずれもお金もちの子が集まっていた。朝ともなれば校庭の駐車場に赤いベンツやらボルボやらが並ぶのである。
また真美がモデルやったら男のこのフアン増えるよね、実は真美影ではとても人気があるものねえ。「そうでもないよ」「映子ほどではない」「映子はいつも数人の男の人に囲まれているじゃない？」「そうだね、いつも囲まれているね、ただ男友達だからねみんな」「特定の彼氏ほしいなクリスマスまでには」「外国人なんてどう？」「今度外人パーテイ行かない？」「外人パーテイ？」「うん行きたい」
隣のクラスの千佳が外人のパーテイ良く主催してるじゃん、行ってみようよ」「そうだね面白そう」「結局、掲示板に張ってある（外国人パーテイに行くことにしてみた）」「外国人といってもインド人とかはいやだからね、もちろん白人じゃなきゃいやだ」「はは、インド人」映子はイギリス好きだもんねえ、私は国ならロシアが一番好きだけどな、あの国はとても深いものがある。