昨日の空

いつものこと

火曜日になった、それでいよいよ外人パーテイの日だった。映子は張り切っていた、いつもよりドレスアップして髪もカーラーで巻いていて、西洋人形みたいだった。
「真美これでいいかなあ」「うん上出来」「彼氏、できるかなあ」「できるよ」
いよいよパーテイが始まる、会場には役40名くらいの外人の男性と女性それから少数の日本人がいた。電気が消えて司会が始まった、「レデイスアンドジェントルマン」「ウエルカムザボード」「紳士淑女の皆さんようこそパーテイへ」「これから少しの間おいしいお料理をご賞味ください」「ワイン、お酒、ビールなどは各自セルフサービスになっております」パチパチパチ拍手とともに照明がともされた。
気持ちいいくらい、人が集まってる。映子は壁際にいる男性に目をとめた、彼の名はスコットといった。「HI!お一人ですか」「ええ一人で来ました素敵な女性に会えることを期待して」「そういって映子にウインクをしてみせた」「お茶目な人」
映子とその彼はすぐ意気投合して、お酒を飲みだした。いろいろ話した彼がイギリス人だということ写真家で撮影のためにこちらに来ていること。映子にとって真新しいことばかりだった。ずいぶん話をしながら盛り上がっていた、真美はいろいろな人と会話を楽しんでいた、やはりインド人とかも来ていた。フランス人と話をしてからアメリカ人が集まっている輪に入っていった。「なんか外国に来ているみたい」「よく集まったよねこれだけの人が」映子は相変わらずその壁際の彼と話している。
ずいぶん話が盛り上がったところでビンゴゲームになった、24番、25番、37番51番次々番号が呼ばれている「ビンゴになったかた前に出てください」「ビンゴ」映子のカードがビンゴになった。前に映子が出て行った、商品は地球儀とそれからタオルや国旗のかかれたコースターなどだった。映子は迷わず地球儀を選んだ。
席にもどって真美と話していた「真美当たっちゃった」「良かったね」「うん良かった」「大事にするんだぞ」
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